CV選考について
(2014.2.22記載のボイドラ制作日記より)
(※おじいさん役は元々依頼にて決まっており、他のキャラクターCVは全て募集にて決定しました。)
私自身、ボイドラ企画立ち上げが初めてで、選考させていただく、という事ももちろん初めてでした。
そんな初めてづくしの私の企画にどれだけの方が関心を抱いて下さるのか……初めてながらも出来るだけ信頼を得ていただけるように要綱など書いていきましたが、ドキドキしておりました。
しかし、最終的に81名(不受理除く)という、本当に本当に大勢の方にご応募いただけて、とても嬉しかったです。募集期間中いつも「これ実はドッキリカメラ！？(誰得)」と嬉しく思っておりました！
CVをお願いした方はもちろんご縁を結べなかった方も、とても大切に丁寧に、キャラを考えて演じて下さっている方が多く……皆さんの中から限られた人数の方を決めていくという作業は、予想以上に大変でした。
そして何より、耳が幸せでございました(笑)。
私自身、演技等に関し全くのド素人です。そのような立場の私が、多くのご応募をいただけて、そして選考させていただけて…本当に、ありがたい事だなあと感じています。
ご応募下さった方々、感謝してもしきれません。本当にありがとうございます！
ご縁を結べなかった方が多く出てしまった事、大変申し訳ございません。
例えば、Aさんは「レッドな明るさ」、Bさんは「オレンジな明るさ」で演じられていて……どちらの方も素晴らしい、でも敢えて選ぶなら(敢えて選ばないとならないのですが)、このキャラクターはオレンジな明るさがほしいかなぁ……という感じに選考させていただく事がほとんどでした。
また一部の方で、がっつりと「ブーン！」というノイズが入ってしまっており、こちらでどうにか除去を試みても今度は音質が一気に悪くなってしまい、素敵な演技でしたが泣く泣く…という事もございました。と、とてももったいなかったかと思います…。
恐れながら、マナー面において気になる方は誰一人としていらっしゃいませんでした。
中には、企画へのアツいメッセージ、とっても嬉しく励みになる感想・応援のお言葉を下さる方もたくさんいらっしゃって…！大切に読ませていただきました。
ヒろサト様の描かれたキャラクターイラストへのお言葉も多くいただきました。「そうでしょう素敵でしょう」と同意しつつ(笑)、読ませていただきました。
そういった意味でも皆さんとても素晴らしい方ばかりで、今回はご縁を結べずともまた別機会で是非に！と思う方ばかりでした。
以下、各キャラクターの選考時に思った事を書いていきます。
総応募人数：８１名(不受理１名を除く)
＜リカルド 応募数：５８＞
募集開始から一番人気でした。なので、選考も一番難航しました。
可愛いリカルド、ほんわかなリカルド、明るいリカルド…と、皆さんとっても活き活きと演じて下さいました！また、男性の方からもご応募いただきました！男性：女性＝１：９ぐらいのイメージです。
選考の際は性別云々は気にせず、「まっすぐに朝の街を見つめる」「お祭りってすっごいねたんのしいよー！！」「(しみじみと)嬉しいなあ…」の３ポイントを中心に考えさせていただきました。
選考中、「この街の一日が始まる」の表現が素晴らしい方も何人かいらっしゃり、思わず「始まったー！」と声に出して言ってしまう事も何度かありました(笑)。
＜アーク 応募数：４０＞
こちらは男女比が２：８位ぐらいでした。また、リカルドと一緒に応募された方で、トーンを低めにしている方も多くいらっしゃった印象です。
「ぶっきらぼうに、でもお人よし」なアークのキャラをとても適確に捉えて下さっていらっしゃる方が多く嬉しかったです。中にはコミカルさいっぱいに「お前さぁ～」と演じて下さる方もいらっしゃり、「おおお！」と印象に残りました。
こちらも性別関係なく、「やーれやれ！」な呆れっぷりと、「ったく！」の苛立った表現、そして「良いって事よ」から見える頼もしさ・優しさを中心に選考させていただきました。
＜メグ 応募数：３３＞
もうもうもう可愛い子たっくさん！！で、たまりませんでした。ふんわりな子、ぎゅっとしたくなる子、ちょっとおしゃまな子…耳福でした…。
選考は「明るく、元気！」であるところと、「とにかく強く「取りに行かせて！」と懇願している」というところを中心に行いました。泣きの演技、皆さんとても素晴らしく…そこから選ぶのは私には不可能でした…。
また、明記しておらずすみません、コッキー役の方はメグ役にご応募されて且つ希望外OKの方の中から、優先的に選考させていただきました。
ねぼすけ、ふんわり、可愛らしいちっちゃいこ、のイメージでお願いさせていただきました。
＜メグのお母さん 応募数：３７＞
メグを超えるとは思いませんでした！募集後半２週間くらいで、一気に増えた印象です。
優しいお母さんに、可愛らしいお母さん、おしとやかそうなお母さんに、ちゃきちゃきしてそうなお母さんに…「あぁ、お母さん…あったかい…！」と、とても幸せでした！
選考は「気品ある貴婦人」「メグの笑顔を心から大切にしている」という点を中心に行いました。皆さま、包容力たっぷりで素晴らしかったです…！
＜エキストラキャラクター＞
こちらは１０名の方にお願いしました。
お母さんのお声を聞きながら、「あ、でもこのお声は…あのキャラのイメージにもぴったり！」と思い、お願いした方もいらっしゃいます。
エキストラキャラクターは、ガヤを何ヶ所か担当していただくので、サイトサンプルがある方はそれを聞かせていただき、演技力はもちろん、演じ分け・お声の幅が素晴らしく印象に残った方々にお願いしました。
ただこれも最初は…「あの方も良いな…この方も素敵…」と選考していましたら２０名となり…。なるべく多くの方に企画参加していただきたい！という思いはもちろんあったのですが、ただ初企画で、メインサブ合わせ２６名もの大勢のキャストさんと…きちんと密に連携をとっていける裁量はあるか？と自分に問いかけた時、やはり「出来る」と思えなかったので、出来ない事は止めよう…と、こちらも泣く泣く、半分に絞らせていただきました。
ながーーく書いて参りましたが…。
私自身も、別名義(＝さばこ)にて細々ですが声活動をしていまして、そういった立場からも皆さまの演じ方・表現の仕方はとても勉強になりました。「なるほどこういう解釈もあるのか！」「あぁ、こういう風な表現もあるのかー！」と…声活動者として、もうとっても羨ましいです…！
ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございます。
改めまして、企画完結まで誠心誠意努めて参ります！宜しければ、応援いただけると幸いです。
今後とも、「Ding Dong Cat」をどうぞ宜しくお願い致します。
